優秀な人の邪魔をしたくない。

仕事場では、他人の邪魔をしたくないものです。優秀な人なんかについては、特に。

それはそうと、自分より優秀な人と一緒に働ける。なんと恵まれた環境なのでしょうか。でも、こんな夢も叶っちゃうんです。そう、ITベンチャーならね。

ITベンチャーは概して、企業というよりチームです。メンバー全員がすぐコミュニケーションを取れる位置におり、間に区切りなんてありません(酷いときは、会社間のセパレートもありません。言葉通りの意味で)。
もちろん、チームにはいろんな人がいます。出資を引っ張ってくる人。新しいサービスを開発する人。取引先や営業に出ている人。システム保守やユーザー対応をしている人。
なのでまぁ誰が誰より優秀っていうのも難しい話ですが、気の利いた一言を言ったつもりが「やべっ、邪魔しちまった…」なんてこと、よくありますよね。あるいは僕だけでしょうか。

ともかく、僕なりに何度も失敗しながら、他人の邪魔を予防し、全体の成果を挙げるためのノウハウをいくつかメモしました。

自分がムードブレイカーだという自覚がある人は、「普段通り」をねじ曲げてでも、試してみる価値はあると思います。
ちなみに、僕はO型です。

優秀な人には安易に質問しない

  • あのメールって来たのいつくらいでしたっけ?
  • 無線LANの調子が悪いんですけど、心当たりあります?
  • この関数って、どのクラスで定義してますか?

人に安易に質問しないで下さい。特に調べて分かることは絶対に質問しないで下さい。自分の時間を余計に割いてでも、自分で解決しましょう。あなたより優秀な人の時間は、あなたの時間よりも貴重です。「あっ…いえ、何でもないです」なんてこともよくありますが、注意を引くだけでもイエロー・カードです。

優秀な人には割り込みをしない

伝達事項があるときでも、タイミングを考えて下さい。特にフロー状態の時に話しかけるなんて、もってのほかです。
優秀な人のフロー状態は、優秀な人の普段の時間よりももっと貴重なのです。雑談は、昼ご飯の後まで我慢しましょう。眠くて会話にならない可能性はありますが…。

優秀な人に長いメールを送らない

優秀な人には、メールに時間を割く余裕などありません。少なくともアカデミックな場では長い文章が良い文章なのですが、ビジネスにおいて五行以上は読みたくないです。
件名だけで伝わるか、さもなくば一番短い文面で送りましょう。まさかジョークなんて織り交ぜてませんよね?
また往々にして、礼儀を尽くしてもメールは長くなります。身内に対しては必要最低限の礼儀で十分です。シグネチャなんて、名字だけでいいじゃない。

優秀な人には電話しない

遠隔地にいる時も、急いでいる時以外は電話することは避けましょう。理由は上に挙げたものとほぼ同じです。
必要なときは、相手の方からかかって来ます。その時も、長電話は避けましょう。

最後に

偉そうにつらつら書きましたが、全部僕がやりたいことです。逆に僕がやられても気にならないのは、僕が優秀じゃないからなんでしょう。とほほ。

でも最低限、会議の場でだけは気の利いた一言を慎みましょう。すごく言いたいのは分かるのですが、頑張って我慢しましょう。我慢するだけの価値はあります。