coreserverからのメールがさくらで受け取れない

メール鯖移行は上手く行ったように見えるんですが、なぜかcoreserver→さくらのメールが届かない。
core→さくら以外 …届く
さくら→core…届く
core以外→さくら…届く

実験の結果、全組み合わせのうちcoreserver→さくら以外は届く。
しかしcoreserver→さくらは届かない。

一つ気になるのは、coreserverは使っている無線LANの設定によって送信が出来なくなるときがある。
でもcore→さくら以外は届いているので、どっちか片方でなく、coreserverの何かとさくらの何かがかみ合ってないのが原因と思われる。

確か電子署名用が ~value-domain.comってなってるから、それと異なるのが一因じゃないかとか思ったり思わなかったり。よく分からない。

メールって難しいですなぁ。

さくらVPSをメールサーバ化(Postfix + Dovecot)

さくらのVPSを、Value-Domainで取得したドメインでメールサーバ化しました。

参考にしたサイトは以下。
http://centossrv.com/postfix.shtml
ほぼ全部書いてある。なんすば〜!

ついでにdovecotでcram-md5したかったので、
http://wiki.dovecot.org/HowTo/CRAM-MD5
を参考に設定。

それで、support@~ にメールを送ってみたものの、うんともすんとも言わない。
メールログには、"rootに送れないよ!"って書いてある。エラーメッセージをrootに送ってるんだろうと勝手に解釈したものの、なんでrootに送れないんだ?
と思ったら、下に解説あり。
http://319ring.net/blog/archives/1208
メールについて、root = supportとして扱う設定に変更。

もう一度やってみたところ、今度はsupportに関して設定がループしてるよって言われました。
よく /etc/aliases を見直してみると、supportにpostmasterへのエイリアスが貼られてたので納得。最初のroot転送もこれのせいか。
この行をコメントアウトしてPostfixを再起動。今度はちゃんと送れるし、procmailの振り分け、別のアドレスへのメール転送もちゃんと出来た。

…だけどメールクライアントから新着メールがfetch出来ない。ログイン出来てるのになんでやねん!
dovecotの設定でMaildirになってない可能性が高いので、
default_mail_env = maildir:~/Maildir
も一応追加してみたが、起動に失敗。廃止されたらしい。
よくよく見返すと、一度設定した
mail_location = maildir:~/Maildir
を後の行で上書きしてた。しにたい。

dovecotを再起動して、新規メール取得完了。つまり構築完了。万歳。
セキュリティ対策にリレーのチェックをしてみたけど、問題ない様子。


いやー最近はネットに何でも書いてあって便利ですね。自分で解決するより探す方が早いという…
ただ、個別の問題とセキュリティに関してだけは自分を鍛えないとなぁ。

AppleID乗っ取られ、その後

どもです。
AppleIDが不正アクセスされた件に関しては、一応の解決を見ました。返金も無事されました。

被害も無かったし、クラッカーなんて本当はいなかったのでは?という感じだったのですが、
最近になって、勝手に購入されたアプリに評価コメントがついていることに気付いたのです。
生々しい痕跡にゾッとしました。

肝心の評価は☆二つで、何が目的かよく分かりません。
そのアプリを見ると、コメントが全部ちょっと変な日本語で、「あぁ…」って感じです。

とりあえず僕のアカウントからされたコメントは消しておきました。
ああ、怖い怖い。

ぶっちゃけ自炊ってどうなのよ?

この記事は次の人を対象に書かれています。

  • 部屋を片付ける際に、処分に困る本が出てきた人
  • 著作権に興味がある人
  • 『自炊カフェ』が許せない人

部屋の片付けをしていた時、絶対に捨てない本と要らない本はすぐ判断出来るんですが、いつかまた読むかも…という判断に困る本がいくつかあって、どうしようかと思い悩んでいました。
その時LifeHackerに自炊(書籍をドキュメントスキャナで電子化する行為)を勧める記事を発見し、そういえば法律的にどうなのだろうと思って調べてみました。

  • ぶっちゃけ自炊って合法?

自炊行為は文理解釈上、常に複製権の侵害を構成するおそれがあります。複製権とは読んで字のごとく、著作物の複製を行う権利のことで、通常は著作者が専有します。
ただし上記複製は、一定の要件を満たすと私的使用のための複製として、例外的に著作権者の許諾なく複製することができます(三十条柱書)。
なので、ほんとは複製なんてしちゃダメだけど、「私的使用のためだ!」と念じながらやれば例外的にオッケーだよ、ということです。
CDなどをPCにコピーしてよいのも同じ理屈ですね。

  • 著作権って何?何をしちゃいけないの?

そもそも著作権とは、著作物に関して定められた著作者の権利やそれに隣接する権利であり、文化の発展に寄与することを目的に設定されています。
なお、著作物は、『思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。』(二条一項)として定義されています。

何をしちゃいけないかという点について、「そりゃあかんやろ!」と思わせる行為は色々ありますが、基本的には「法律上の違法行為に該当する行為であるか否か」のみが論点となります。つまり、どんなに非人道的でも、著作権法上の違法行為(侵害行為、侵害とみなす行為)に該当しなければ、著作権侵害にはなりません。逆もまた然りです。

僕が決めた訳ではないのですが、合法です。レンタル料金に著作権料が含まれているというのがその理由です。JASRACさんの公式見解です。
ただし、コピーガードがかかっているものに関してはこの限りではありません(三十条二項)。上に挙げた私的使用のための複製の例外、つまり例外の例外となりますので、侵害のおそれを有します。

ここまでは安全面に配慮して書いています。信じてもらって大丈夫です。
これ以降は鵜呑みにせず、自分で判断して下さい。できれば、近くの弁理士にお金を払って「仕事として」相談して下さい。

  • 自炊した本の実物を、捨てたり売ったりしていいの?

捨てる点に関しては、問題ないと思われます。「消尽」の理論ですが、購入価格に著作権料が含まれているためです。
複製後に売る場合に関しては、著作物の譲渡後に複製物を所持していていいのか?という問題になります。これに関しては、「特に規定がない」としか言えません。なので、多分大丈夫なのでしょう。僕も分かりません。
ただ、プログラムの複製物に関しては、『滅失以外の事由により所有権を有しなくなつた後には、その者は、当該著作権者の別段の意思表示がない限り、その他の複製物を保存してはならない』(四十七条の三)とあるので、複製物を破棄する必要があります。この反対解釈としても、自炊データは残しておいてよさそうですね。
しかし、正規に購入したPCゲームといえども、捨てたり売った後はコピーは消さなきゃいけないってことですね。気を付けましょう。

  • じゃあ、中古で買った本を自炊していいの?

中古で買った本であることを理由に私的使用にあたらなくなることはないので、いいんじゃないでしょうか。
上に書いたのと同じで、最初の購入時に権利は消尽していると考えられます。あんまり納得はいきませんが。

  • 自炊カフェって本当に合法なの?

文理解釈上、ただちに違法であるとは断言できません。「違法っぽい」が通説となっています。
自炊カフェを合法とする人は、「複製の主体がカフェでなく個人である」ことにより、その複製を私的使用のための複製だと主張しています。
一方違法とする人は、事実上の主体がカフェであるとする、いわゆる「カラオケ法理」を主張しています。「クラブキャッツアイ事件」の判例で示されたもので、まぁ詳しくはググって下さい。
ただし、この件に関してカラオケ法理が適用出来るかにも議論の余地があり、そもそもカラオケ法理自体も全ての人が妥当だと判断している訳ではありません。趨勢はおおむね賛成、といった感じです。
ぶっちゃけ、判決がでるまで分からないですね。

そもそも著作権法は、本を電子的に複製するなどという状況を想定して構成されていません。なので、現状と合わない部分があるのは当然と言えます。
ドキュメントスキャナより歴史の長いテレビゲームについてすら、十分な権利保護がされているとはとても言えない状況なのです。
改正という形で現在に追いついていくのでしょうが、その間は個々人が法もモラルも遵守して行動することをお勧めします。

とにかく、自分の持ってる本を自炊するのは問題なさそうなので、僕は部屋を片付けます。

最近のカービィの吸引力が落ちている件

任天堂、ひいてはゲーム史を語る上で外せない「星のカービィ」シリーズ。
敵を吸い込んで飲み込む、吐き出す、コピーするのがこのゲームの特徴ですが、どうも最近、カービィの吸引力が落ちている気がします。
というのも、最近の二作品『毛糸のカービィ』『あつめて!カービィ』はどちらもコピー能力がないという、カービィアイデンティティをどこかに放り投げたような仕様になっているのです。

僕自身が最初に触ったカービィファミリーコンピュータ夢の泉で、今でもその面白さは強烈に覚えています。そもそもプログラミングを始めたのはゲームを作りたかったからで、カービィがいなかったら、僕は今エンジニアになっていなかったかもしれません。

任天堂の黎明期である当時も現在と変わらず、面白いゲームの探求は続けられていたと思います。その中で、敵を「食べる」という聞くだにおぞましい行為を、あそこまでファンシーでファスシネイティングなユーザーエクスペリエンスに変化させ、他のゲームに与えた影響は計り知れません(ちなみにカービィ第一作目はGB版だったと思います)。

そして、大ヒットを連発した20年近い「星のカービィ」の歴史の終盤に出た二作品がどちらも「アクションでありながらコピー能力がない」作品というのは、個人的には少し切ない印象があります。ブロックボールやカービィボウルにすらコピーはあるのに!

ちなみに、「毛糸のカービィ」自体はゲームとしてとても面白いです。ヌルゲーと言われていますが、難易度は必須の要素であるとは限りません。難しいのが好きな人はコンボイの謎をやればいいのです。
あつめて!カービィ」は…僕にはイマイチでした。無理矢理タッチパネルを使っているような印象で、ネトゲのような操作性の悪さを感じました。

調べたところ、今年10月発売予定の「星のカービィ Wii」は、しっかり今まで通りのようです。何よりです。

iPhoneとAndroidを同時に持った感想

長年使っていた携帯を、機種変更しました。
大学に入る前からだったので、もう四年近くになります。auなので、HTC evoというAndroid機種にしました。

今までは、
au→古いガラケー
docomo→新しいガラケー
SoftbankiPhone
だったのですが、auAndroidになった形ですね。
電話・メールはauがやり慣れていたのでauで一極管理していたのですが、今後はiPhoneAndroidでフェッチすることにしました。

Android、なかなかどうして快適です。iPhoneドメインメール以外は自分で更新しなきゃいけないですが、Androidは一定間隔で自動でやってくれるっぽいですね。
電池が持たないと言われていましたが、そこまで気になりません。最悪PCがあれば、USBで充電しながら作業できます。
WiMAXはまだ使えていないので何とも。逆にいえば、WiMAXが無くても非常に快適です。
電話のプランもauなので、ガラケーと同じように使えます。

僕はスマフォの性能に詳しい訳ではないので、定性的にも定量的にも分析的に比較できないですが、子供の感想レベルで言えば、HTC evo(Android)の方が圧倒的に使いやすいです。
ただ、これは僕がそもそもiPhoneよりガラケーの方を使いやすく感じているせいかもしれません。

気になるお値段について。でも、お高いんでしょう?という声が聞こえてきそうですが、その通りです。無料通話1000円があるとはいえ、WiMAXを使うと6000円くらいかかります。機種代を最初に一括ではらって、4700円くらいでしょうか。無料通話をなくせばもう200円くらい安くなるかも。
逆に家がWiMAX圏内にあって、自宅での通信も集約できるなら、めちゃくちゃ安いですなぁ。

と、機種変直後にauiPhone5参戦を聞いて動揺したnaofumi0628がお送りしました。

優秀な人の邪魔をしたくない。

仕事場では、他人の邪魔をしたくないものです。優秀な人なんかについては、特に。

それはそうと、自分より優秀な人と一緒に働ける。なんと恵まれた環境なのでしょうか。でも、こんな夢も叶っちゃうんです。そう、ITベンチャーならね。

ITベンチャーは概して、企業というよりチームです。メンバー全員がすぐコミュニケーションを取れる位置におり、間に区切りなんてありません(酷いときは、会社間のセパレートもありません。言葉通りの意味で)。
もちろん、チームにはいろんな人がいます。出資を引っ張ってくる人。新しいサービスを開発する人。取引先や営業に出ている人。システム保守やユーザー対応をしている人。
なのでまぁ誰が誰より優秀っていうのも難しい話ですが、気の利いた一言を言ったつもりが「やべっ、邪魔しちまった…」なんてこと、よくありますよね。あるいは僕だけでしょうか。

ともかく、僕なりに何度も失敗しながら、他人の邪魔を予防し、全体の成果を挙げるためのノウハウをいくつかメモしました。

自分がムードブレイカーだという自覚がある人は、「普段通り」をねじ曲げてでも、試してみる価値はあると思います。
ちなみに、僕はO型です。

優秀な人には安易に質問しない

  • あのメールって来たのいつくらいでしたっけ?
  • 無線LANの調子が悪いんですけど、心当たりあります?
  • この関数って、どのクラスで定義してますか?

人に安易に質問しないで下さい。特に調べて分かることは絶対に質問しないで下さい。自分の時間を余計に割いてでも、自分で解決しましょう。あなたより優秀な人の時間は、あなたの時間よりも貴重です。「あっ…いえ、何でもないです」なんてこともよくありますが、注意を引くだけでもイエロー・カードです。

優秀な人には割り込みをしない

伝達事項があるときでも、タイミングを考えて下さい。特にフロー状態の時に話しかけるなんて、もってのほかです。
優秀な人のフロー状態は、優秀な人の普段の時間よりももっと貴重なのです。雑談は、昼ご飯の後まで我慢しましょう。眠くて会話にならない可能性はありますが…。

優秀な人に長いメールを送らない

優秀な人には、メールに時間を割く余裕などありません。少なくともアカデミックな場では長い文章が良い文章なのですが、ビジネスにおいて五行以上は読みたくないです。
件名だけで伝わるか、さもなくば一番短い文面で送りましょう。まさかジョークなんて織り交ぜてませんよね?
また往々にして、礼儀を尽くしてもメールは長くなります。身内に対しては必要最低限の礼儀で十分です。シグネチャなんて、名字だけでいいじゃない。

優秀な人には電話しない

遠隔地にいる時も、急いでいる時以外は電話することは避けましょう。理由は上に挙げたものとほぼ同じです。
必要なときは、相手の方からかかって来ます。その時も、長電話は避けましょう。

最後に

偉そうにつらつら書きましたが、全部僕がやりたいことです。逆に僕がやられても気にならないのは、僕が優秀じゃないからなんでしょう。とほほ。

でも最低限、会議の場でだけは気の利いた一言を慎みましょう。すごく言いたいのは分かるのですが、頑張って我慢しましょう。我慢するだけの価値はあります。